先日、とある経営者の勉強会に出ると、約40分くらいの講演を聴く機会がありました。50代前半の社長は若い頃に辛酸をなめ、自己破産を経験した後に、どん底から大逆転のV字回復を成し遂げたと、簡単に言えば、そんなお話でした。

お話の内容自体は、とても興味が湧き、多くの方が元気をもらえたと感じた講演でした。わたしも同じ世代として、自分もまだまだ頑張ろうと思ったのでした。
そして、話の中で一つだけ私が乗れなかったのが、その講演をなさった社長が話の後半で唐突に大きな声を出して、聴衆に訴えたのです。「皆さん、諦めることはない、どんな窮地に至っても打つ手は、いくらでもあります!」と拳を握り、胸の前で力強くガッツポーズをするのです。まあポーズは良いとしても、この「いくらでも、あります!皆さん、憶えておいてくださいね。打つ手は無限ですからね!」と会場に相応しいと思えない大きな声を出すのです。


何かなあ、良い話だったのになあ・・・あんな大きな声を出さなくったって・・・残念だなあ・・と思ったことでした。私、話し方教室で個人指導を始めて26年目です。小声の方に声のボリュームを上げるご指導はしますが、大勢の前で「大声」を出していただく要望は一切しません。正直に言うと、恥ずかしいんですね。 話の中身で勝負、姿勢や態度で勝負しましょう・・とはお伝えしますが、大声を上げましょう・・と絶対に言えない講師なのです。ハイ。

当教室は角界のリーダーの方々に感動的なプレゼンテーションや講演の手法やトレーニングを提供しています。お気軽にご相談ください。
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