古語には清々しい言葉や言い回しがいっぱいあります。九州の特に熊本地方を中心に、かつては「徒然(とぜん)なか」という方言がありました。徒然とは徒然草の冒頭の徒然を意味します。何もやることが無く手持ち無沙汰です、という意味です。独りで寂しくご飯を食べる時も徒然なか、なのです。

このように方言に残る古語も最近はすっかり聞こえなくなりました。かつて金田一春彦先生は広島の方言である「歯が走る」を講義で披露し、「歯が痛む」という意味だと聞きました。特にスルメなどを食べて歯に挟まった時に歯が走る・・・という傾向が強い、と聞きました。 こうした方言の背景には地域の文化や歴史が垣間見えます。

冒頭の熊本の「徒然なか」も今では使う人がメッキリ減りました。言葉の消滅は文化の消滅ですが、多様な言語が文化の乗り入れを生み、人の発展や成長に欠かせないことを考えると方言の消滅は日本文化の消滅の一部であり、日本の活力の減退にも繋がります。

方言は今まで以上に積極的に日常生活で使われ、そして新たな発想の源泉として見直したいと思いますね。 沖縄の戦禍を語る語り部の口調は沖縄方言でなければ聞こうと思わないのではないでしょうか。

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